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「6時間後に君は死ぬ」(高野和明)
私が大好きな「幽霊人命救助隊」の作者の本で、
「未来が見える青年」を軸に置いた連作短編集。
(映画化されたらしいけど、知らなかった)
この作者の今までの作品に比べたらちょっと軽く思えるのだけど、
それでも充分面白かった。
6本の短編小説が入ってるんだけど、
その中の2作が、選択がテーマになってるです。
「あのときああすれば」
「今この行動をとっていいのだろうか」って。
その後、主人公の一人の独白に、
「たぶん私はこの後悔を、ずっと抱えて生きてゆく。
十年先も、二十年先も、どうしてあの時、と振り返りながら、
私は普通の人生を歩んでいく」
と言うのがあるです。
でも彼女は、自分の決断を恥じてはいないんだな。
すっごく印象に残ってる王子ブログがあるですよ。
2007年6月5日の「活字に向かえぃ」。
「分かれ道、選択肢にさしかかった時に個性が出ますね。
『間違いなんてない』って言いますが、自分は間違いはあるって思う方なんですよ。
ただやっぱり間違えてないって思いたいですよね(^-^)」
私はそのとき何てコメしたのか怖いから見ないけど(^_^;)、
殺人でも犯さないかぎり、間違いだと思うかどうかは自分次第だろうなって、
そう思ったのを覚えてるです。
後悔するようなことがあっても、今に繋がるんだったらいいじゃんって思うし。
今でもそう思ってるんだけど、王子はどうだろう。
この主人公と同じような分岐点に立ったら、王子はどっちの道を選ぶだろう。
どっちを選んでもきっと後悔するんだろうけど、
どっちもアリだと思うなあ。
なんて、推理小説読みながら王子の過去ブログに思いを馳せてるわけでした。
いつものことだけどねー(^_^;)
母の無実を信じる娘に頼まれて16年前の犯罪を調べるという、
「過去の犯罪」シリーズだけど、これは名作だと思うんだなー。
トリックよりも、心理描写がいいっす。
「アクロイド」とか「そして誰も」とかは1度しか読んでないけど、
これは何度も再読したくなる。
ポアロの謎解きのラストシーンは鮮烈でした。
で、なんでこれを思い出したのかっていえば。
多分、これ、ピカソをモチーフにしてるんだと思うんですの。
いえ、現実にはピカソは天寿を全うしてるけど。
絵と女癖は別物なんだなーというか、
芸術ってのはなにかはみだしたモノから出来てるのかもとか、
ピカソの女性遍歴を見ると、そう思いますです。
実際のピカソにくらべたら、
この「五匹の子豚」のほうが、まだずっと幸せなのかもねー。
クリスティが女性だったからかもねー。
