尊敬する人。

下の記事にも書いた、「いじめるな！」（香山リカ・辛淑玉）という本の中にあった箇所。
（一部省略）

香山「大学生に『メディアで影響を受けた人を一人あげてください』
　　　　と言ったら、『メディアで』と限定しているにも関わらず、
　　　　親をあげる学生がたくさんいたんです」
香山「自分に直接利害関係のある人しか実感できない。
　　　　なぜ親なのかと訊いても、それこそ、私を育ててくれたとかのレベルの話」

・・・・その大学生を弁護するわけじゃないんだけど、
「尊敬する人」というのは実に説明しにくいと思う・・・。
坂本龍馬でも勝海舟でもいいけど、
結局、現在の視点から、都合のいいところを見てるだけ。
尊敬するためには、その人をよく知ってなくてはいけないと思うの。

私にとって「尊敬」って言葉は重くて、
仕事を尊敬することはあっても、人そのものを尊敬することは少ない。
・・だって、尊敬してた人がいきなり犯罪で捕まったりするご時世だしー？？

私が「尊敬」って言葉を使える「メディアで知った人」は、王子。
王子に関しては、読めるものは全部読んだし、見られる番組も全部見てる。
私が読み取った王子は、ほんとに尊敬できる。

しかし、ですよ。
「尊敬する人」と書いてグーグルで検索してみたら、
４番目くらいにこんな記事があったですよ。

「あなたが誰を尊敬しようと、それはあなたの自由です。
ですが、その尊敬する人は、面接の場にふさわしい人物なのか？？？
問題はソコです！」

・・・・・・・・・・・まさしく。

そしたらとりあえず、面接ウケする、肉親を挙げるしか、ないじゃない？
でも本気で尊敬してるわけじゃないから、
とりあえず「だって育ててくれたしー」くらいしか言えないじゃない？？

ねえ。