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北村薫さんの「空とぶ馬」のシリーズの中で、
落語家である探偵役の「円紫さん」が、主人公の「私」に向かって、
こんな感じのことを言う。

三両の全財産で品を仕入れ、それから成功していくという噺をするとしたら、
僕はどうしても、その期間の生活費はどうしてるんだろうと不思議に思ってしまう。
そういうことに理屈をつけたくなる。
だけど本当は落語は、そういうことをいちいち考えないほうがいいんだろう。

(実際は全然違う発言だけど、私はこう受け取ったということで)

・・これって、技巧派の人が天然の人を羨んでいる発言だよね。
技巧派の人って、「頭で考えている」「小手先で考えている」という呪縛を感じるんだろうなぁ。
でも、悩む秀才は応援したくなるし好きなんだ。

と、なぜか浦沢直樹さんの「PLUTO(プルートウ)」を読んで考えてしまったり。

なぜロボットなのか、なぜ感情を持たせるのか、感情とは何なのか、
生み出したものを否定するのはなぜか、

天才がぽんと放り出した謎を、次世代の作者が一生懸命解こうとしている、
そんな感じ。

そして考えはまた王子のもとに飛ぶ。
私は考えて悩んで作り出す人が、大好きよ。

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