忍者ブログ
花見て一杯。
[156]  [155]  [154]  [153]  [152]  [151]  [150]  [149]  [148]  [147]  [146
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

「気持ちにそぐう言葉たち」金田一秀穂
図書館で借りてきた本の中の一冊。
金田一先生は某クイズ番組でしか知らなかったんだけど、
この本を読むと、眠り猫のようなほっこりまったりした文章がたまりません。

この本は、日本語の擬音語、擬態語についてのエッセイ集。
「うとうと うつらうつら うっとり」
「のびのび のんびり」
「しとしと しっとり」
と、まるで詩のような美しい言葉が並んでいる。

その中の「煌々 凛々」というページ。
「秋の名月は有名だけれども、私は冬の月が好きだ」で始まる項目。
秋の月が人に見られ慣れすぎて、わざとらしい艶さえも身につけているのに比べ、
冬の月は見られることを意識していない。
「冴え冴えと、煌々と光る。硬く引き締まった光。」と続く。

この部分を読んだとき、ああ、やっぱり王子は月だなぁと思ってしまった。

人に見せるためのわざとらしい媚や艶だってもちろんある。
どう見せればウケるかだって知っている。
だけれども、硬く引き締まって煌々と光る無愛想な月でもあるんだ。

更にこの本では、「煌々」が本来中国語であることを説明し、
中国語では「煌々」がどういう音で発音されるのか、に続く。
「ふぁんふぁん」、なんだって。
金田一先生も「煌々は冬の月、ふぁんふぁんは春の月」と書いてるけど、確かに。

バラエティでは秋の月、サキヨミや舞台では冬の月、
きっとおばあちゃんの前では春の月であろうなぁ。
・・なんて思ってしまったのですことよ。

本を読んでいても王子しか連想しない私、重症。

拍手[0回]

PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
うんうん
やっぱり月だよね。
明るく冴えた冷たい月。
そして裏側は絶対に見えない。(T_T)
私も本読んでも何してても王子だよ(苦笑)。

ところでキルフェボンてなんだっけ~?
王子の好物?
いってらっしゃ~いとか言いながら、私全然わかってなかったかも。(^_^;)
さくらもち 2009/05/13(Wed)16:49:46 編集
>さくらもちしゃん♪
そう、明るく冴えた冷たい月なのに、
ウサギが見えたり、酒の肴になったり、ぼんやりかすんだりすることもあって、
そして裏側は見せてもらえないー(T_T)
着陸できる人たちがほんとに羨ましいな。

キルフェボンはケーキ屋さんの名前なの。
仙台にも支店があるけどメインは東京で、
(信憑性の度合いはわかんないけど)
王子の目撃情報を読んだことがあるの。
マンゴーいっぱいのタルトもあるから、やっぱりそれじゃないかなって思ってるんだけど。
全然違うのかも知れないんだけどね(^_^;)
まるみ2 2009/05/13(Wed)23:12:38 編集
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
<< 違うのよ。 HOME 朝から。 >>
カレンダー
12 2025/01 02
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
最新コメント
[05/29 かずさ]
[05/29 真理子]
[05/14 まぎぃ]
[02/27 真理子]
[02/27 真理子]
プロフィール
HN:
真理子
性別:
女性
バーコード
カウンター
ビジター
忍者ブログ [PR]