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午前中はビーズ教室、午後は読み返しも含めて一気読み。
ああ、目がシパシパするー(笑)
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「ママのトランクを開けないで」(デボラ・シャープ)
またしてもコージーなミステリで、気楽に読めますわぁ。
アイス食べながら肩の凝らない読書って幸せ♪
この本は原作ではシリーズ第3作までできてるらしいけど、
翻訳されてるのはこれがはじめて。
面白かったので続きがあれば読みたいなあ。
フロリダの田舎町って場所も新鮮だし、キャラクターも新鮮だったの。
(アメリカのコージーミステリって、ワタシにとっては火サスに近い。
旅行ガイドとしても楽しめます、みたいな)
そういえば私は「風と共に去りぬ」も見てないんだけど、
南部女性ってこんなのだろうか?
実はしっかりしてるフワフワのオトメのようなキャラ。
しかもそれが過去に4回の結婚をし、
3人の娘を女手ひとつで育て上げた62歳の母親で、
作中で婚約までしてるという・・。
(実はこれが気になって気になって。結婚したのか結局どうなんだ??)
娘たちは長女が真面目で怒りっぽく、
次女はワイルドで頼りになり、
三女は優しくておどおどしてるけど人を見る目があるというキャラで、
・・・あらこれ、母親を末っ子に置いたら「若草物語」と似てるかも(笑)
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「配達あかずきん」
「晩夏に捧ぐ」
「サイン会はいかが」(大崎梢)
こちらは読み返し。
「配達あかずきん」の中の、「ディスプレイ・リプレイ」という短編が特に好きっす。
人気コミックを題材にしたミステリなんだけど、
本屋さんが舞台だけあって、マンガの魅力をよーくわかってる。
「人気漫画はいつも前向きのパワーを放っているのだ。
(中略)
愛されている作品は、多くの人を惹きつけ、眩しいほどの『華』に彩られているのだと。
見ても幸せ、読んでも幸せ、売っても幸せ」
「彼女のとなりには、物言わぬコミックが一冊、いつも寄り添っていたのだろう。
傷ついても裏切られてもあきらめず、ギリギリのところで勇気を振り絞り、
苦境に立ち向かっていく主人公が。そして、逞しくも陽気な、その仲間たちが。」
・・・・小説の中で小説の魅力を語ってる文章には何度もお目にかかったけど、
活字の小説がマンガの魅力を作中でこんなに雄弁に語ってくれてるのは珍しい。
うん。