花見て一杯。
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「京極夏彦 対談集 妖怪大談義」京極夏彦
15人の相手との妖怪対談集。
1人目は水木先生。
しかし、1997年。10年も前かぁ(笑)
まだまだ流し読みなんだけど、
京極さんは「システムの崩壊」という言葉をよく言っている。
宗教なり、家族なり、村なりといったシステムが崩壊したことで、
共同の謎、また贖罪や救済システムも崩れたって。
「絡新婦の理」ではシステム自体がはらむ矛盾もきちんと描かれているし、
京極さんが無条件にシステムの崩壊を嘆いてるわけではないんだけど、
・・・私は基本的にシステム崩壊に賛成かも。
どんなシステムでも、絶対に弱者を作り出すから。
共同体の中の、最下層にされてしまった人の救済策は絶対に必要で、
それが必要だと認識できるのが近代だと思うのよ。
今はシステム崩壊っても城壁を外に広げただけで、
単に、現在の自分が弱者のクジをひかなかっただけだろうけど。
でも、自分を弱者にしないための戦いは常に必要だ。
そのためなら、システムは壊れてもいい。
・・・本を読んで考えて、顔を上げると外は桜吹雪。
これって最高に幸せだなぁ。
そういえば去年の春は、
王子がJUNONで勧めてた「憲法九条を世界遺産に」を読んで、
やっぱり顔を上げたら桜吹雪だったっけ。
15人の相手との妖怪対談集。
1人目は水木先生。
しかし、1997年。10年も前かぁ(笑)
まだまだ流し読みなんだけど、
京極さんは「システムの崩壊」という言葉をよく言っている。
宗教なり、家族なり、村なりといったシステムが崩壊したことで、
共同の謎、また贖罪や救済システムも崩れたって。
「絡新婦の理」ではシステム自体がはらむ矛盾もきちんと描かれているし、
京極さんが無条件にシステムの崩壊を嘆いてるわけではないんだけど、
・・・私は基本的にシステム崩壊に賛成かも。
どんなシステムでも、絶対に弱者を作り出すから。
共同体の中の、最下層にされてしまった人の救済策は絶対に必要で、
それが必要だと認識できるのが近代だと思うのよ。
今はシステム崩壊っても城壁を外に広げただけで、
単に、現在の自分が弱者のクジをひかなかっただけだろうけど。
でも、自分を弱者にしないための戦いは常に必要だ。
そのためなら、システムは壊れてもいい。
・・・本を読んで考えて、顔を上げると外は桜吹雪。
これって最高に幸せだなぁ。
そういえば去年の春は、
王子がJUNONで勧めてた「憲法九条を世界遺産に」を読んで、
やっぱり顔を上げたら桜吹雪だったっけ。
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