道徳の授業。

昨日は小学校最後の息子の授業参観でした。
最後の授業は「道徳」。
ワタクシ、元来ひねくれておりまして。
道徳の授業というのがあまり好きではありません。
上から「正義」を決めつけられるのがイヤっつーかね。
ですが、今回の「道徳」は面白かったです。

題材は「手品師」。
実力はあるけどチャンスに恵まれない手品師がいて、
大きな舞台に立つことを夢見ながら貧乏な暮らしをしている、と。
その彼が「父を亡くし、母は仕事で一人ぼっちの少年」と知り合い、
「明日も手品を見せるからね」と約束をするですよ。
ところがその夜、
「大舞台のチャンスだ！今すぐ隣町まで来てくれ」と電話が。
・・・チャンスを取るか、約束を取るか・・・。

私が今までに受けた授業だったら、ここは「約束」の一択です。
「約束は守らなくてはいけない」との道徳を教えるわけですね。
私はどうにも、それがうさんくさくて仕方ない。
だって私、息子との約束もいっぱい破ってるもーん。
約束よりお仕事優先なことが多いもーん。

ですが、この授業では「どっちもアリ」。
更に「少年に伝えてから行く」「少年を連れてゆく」もアリ。
（「どうやって少年に知らせるの」って質問に、
「街に手紙を置いてゆく」「少年だけ読んでねって書く」とか出てきて、
ちょっと笑っちゃいましたよ。まだ可愛いなあ6年生）
一生懸命考えて、自分が一番大切な方を選ぶこと。
どうやったら両方とも選べるか、それを考えるのもいい。

・・・あ、道徳の授業って進化してるんだ。
ちょっとそう思った授業参観でありました。
息子、しっかり自分で考えられる人間になるのよーん。

次は中学校だなあ。
どんな授業参観になるんだろうなぁ。
つーか、授業内容が理解できるのか私？！