パシフィック・リム

息子と二人で観て参りました。
・・・・好きだけど、面白くはない。
・・・・問答無用でかっこいい。
両方アリだなあ。

まず驚いたのは、観客の男女比。
男性9.5、女性0.5くらい。しかも年配率高し。
怪獣好きなのってこういう人たちだったのか。

ストーリーはですね、どーでもいいです。
怪獣がどこから現れようが、
主人公がどういう挫折しようが、
ヒロインの過去や長官との尊敬と愛情がどーだろーが、
ライバル役がクソ生意気だけどその分最後がかっこいいとか、
そういうのはなーんにも関係ありません。

俳優さんもですね、とりあえず置いときます。
菊地凜子さんって樹木希林さんに似てるか？とか、
なんであの顔立ちなのにあの髪型にしたよ！とか、
まなちゃんは逃げてるだけなのに痛々しいのはさすがかも、とか、
あの研究者役の人は爆問の太田さんにしか見えないとか、
他の俳優さん、キャラ立ってねえええとか、
そういうのもとりあえず置いときます。

とにかくひたすら、巨大ロボットがかっこいいです。
鉄と油の匂いがしてきそうな基地から出撃する、
リアリティを持った巨大ロボット。
怪獣をぶっとばしソードで切り裂きロケットパンチを叩き込む。
ひたすら、その快感が主体の映画です。
あれ、作ってる監督、絶対楽しかっただろうなあ。

ただ、ですねー。
せっかくだから他のロボットの活躍も見たかったなあ。
クリムゾン・タイフーンとかチェルノ・アルファとか、
それぞれが特技を活かして怪獣を倒すシーンもぜひ見たかった。
あと、俯瞰でのバトルシーンも欲しかった。
巨体がぶつかりすぎて、何がなんだかわかんなくなるんだもん。
（これは私の見るスキルが低いせいもあるんだけどさ）
それと、怪獣のビジュアル、もちょっと変化つけて欲しかった。
・・・とか思うのは、ウルトラマンで育った世代だからか(^_^;)

とにかく、個人的には好きですが、
女性の友人にはあまりお勧めしない映画でした。
もし好きな人がいたら、愛をこめて辛口で突っ込みまくりたい(笑)
「あれが海外の萌えなのかねえ？」とか、
「もちょっと必殺技の見せ場をさあ・・」とか語りたい(笑)

ちなみに息子に感想を聞いてみたところ、
「モンハンっぽかった」とのこと。
確かにそういうシーンもあるんだけど、それとは別に。
巨大な敵を狩るって、男子にとっては特別なものがあるんでしょーな。